野菜の購買を定期宅配にする良さは何なのかを考えてみたいと思います。
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<山菜は旬が命だとみんな知っている>
ちょっとクセのある山菜たちですが、野や山で見つけてきた山菜を味わうときは極上の贅沢をしている感覚になります。
僕が住む豊田市では、春先になると「つくし」がいたるところに生えてきます。土手やあぜ道の、ほんとうにいたるところにつくしがあるので、採りたい放題です。
採るに困らないツクシですが、飽きることなく毎年楽しみにしています。
ツクシを採って、袴を取ることを面倒くさがらず、アクを抜いて、
今回はどんな味付けにしようかな?
って料理をする過程を毎年楽しんでいます。
ツクシに対するこのワクワクする気持ちの根源は、僕は「旬」だからだと思っています。
この時期にしか味わえないという希少価値性がそうさせているのだと思います。
<野菜の旬について考える>
野菜にもそれぞれ旬があります。
ナスやトマトは夏が旬です。小松菜は正月あたりでしょうか。
野菜の旬は、原産地によって決まってきます。
例えば、トマト。
トマトの日本での旬は夏です。
原産地は南米ペルーにあるアンデスの高地で、
日光が良く当たり、昼間は暖かい気候です。
ですから、日本では、日光の良く当たる暖かい季節である夏が旬になるのです。
スーパーの野菜売り場に行けば、たくさんの野菜がそろっています。
旬の野菜ももちろんたくさんありますが季節外れと思われる野菜もあります。
それは栽培技術が向上したり、ビニールハウスなどの農業資材のおかげだったりします。
また、遠くのものを瞬時に運べる運送システムのおかげでもあります。
食べたいときに食べたいものを食べられる環境が整っているのは、日本に住んでいる一つの恩恵ですが、旬を感じにくくなっているとも言えます。
<旬の野菜だけを取り扱う定期宅配>
ここで登場しますのは、定期宅配です。
しかも、いくつかの農家から野菜を取り寄せて、セットにして販売しているわけではなく、
自分の畑で採れた野菜だけをセットにして販売している場合の定期宅配です。
この場合、野菜の旬は一目瞭然です。
そのセットに入っている野菜が朝採れた、まさに旬の野菜だからです。
春には、やっと野菜が採れ始める季節かな、と思えるセットになります。
初夏には、まだ生育のそろわない夏野菜がセットに入ってきます。これから夏の太陽を浴びて元気いっぱいの野菜になっていくんだな、と。
冬には、寒さに耐えた野菜たちなんだな、と。
ツクシをみると春の訪れを感じるように、野菜を見て季節を感じていただけたらと思っています。
個人の農家から定期宅配を注文することで季節を感じられる食卓ができあがります。
その日々が日本の季節を感覚として記憶することにもつながります。
一朝一夕では養えない、感覚としての記憶、の一助になれたらと思います。
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