野菜に虫がついていることがたまにあります。
そういった場合、農家としては2つの状況に分けて考えていただきたいと思います。
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1つ目は、虫が野菜を食べている状況。
虫も生き物ですから食糧として野菜を食べることはごく普通のことです。
2つ目は、野菜は食べられていないのに虫がいる、という状況です。
写真のように虫はいるけど野菜に食べられた跡がないことがあります。
その理由としては、
虫は、その野菜を食べ物として認識していないのだと思われます。
隠れ家として野菜を利用する。
寒さ、暑さ、太陽光を避けるために野菜を利用する。
他には、虫にとって苦手な成分が含まれている、など。
と、結局なにが言いたいかというと、
野菜に虫が付いているだけの場合と、虫に食われている場合とを分けて考えていただきたい、ということです。
つまり、
野菜に虫が付いているだけ、の場合は、野菜の生命力、味、鮮度などとは関係がない、と判断してほしいということです。
お届けした野菜に虫が付いていることもあるかと思いますが、
「虫がついているだけの野菜」
と
「虫食いがある野菜」とは分けて考えてください。
虫がついているだけの野菜は、
虫が単に寒さをしのいでいるだけ、暑さをしのいでいるだけ。
だからサッと洗ってしまえばいいだけ。
結球レタスのように重なり合っている野菜は出荷前に内部まで洗ってお届けすることができません。ですから虫が隠れている場合もあります。
それは大変申し訳ないことですが、ぜひ調理前に洗っていただければと思います。
一方、
虫食いがある野菜、といっても、いくつかに分けて考えることができます。
大きく2つに分けると、
「虫に食いつくされている野菜」と
「虫に食べられているけれど、それに負けずにちゃんと成長しつづけている野菜」です。
虫に食いつくされている野菜は、虫に負けてしまった野菜です。
このような野菜はお客さんのもと届くことはありません。
野菜に虫が付いていることを冷静に分析していただきたいと思います。
そしてぜひ力強く育った野菜を食べてみてください。
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