間違いだと思っていてもやってしまうこと。
どんなに立派な人だったとしても、幼少期から思い返したら数えきれないと思います。
そこで、
それらの間違いだと思っていてもやってしまったことは、今でも間違いのままですか?と自問してみたりします。
その行為の反省をして今に活かすことができていれば、それはそれでよし、と思ってもよいのではないかと思っています。
Tumisu / Pixabay
<間違いはその時の都合のよい解釈が生む?>
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先ほどもいいましたが、間違いをしてしまうのは仕方がないことだと思っています。間違いのない人生なんてありえません。
ではその間違いはどこから来ているかを考えてみると、
解釈の仕方からきているのではないかと思っています。
例えば、

車で、時速40キロ制限の道を60キロで走る。
40キロ制限であるなら40キロで走るのがルールなのはみな知っています。
ではなぜ60キロで走るかというと、それがスムーズだからです。
周りの車が60km/hで走っているから合わせないと自分の車が邪魔になる。と解釈をしてしまいます。
日本は法令順守の国ですので、制限速度を守るべきだとはわかっているので、それ以上の速度を出すことは間違いです。法律違反です。
ですが解釈を変えて自分を正当化することでその行為を許してしまう。
<野菜選びの解釈の間違い>

「本当の野菜は緑が薄い」や
「野菜は小さい方を選びなさい」
というようなタイトルを目にした人もいると思います。
このタイトルの本を目にしてしまうと衝撃を受けます。いままでの自分の認識と全然違うからです。
このようなセンセーショナルなタイトルを見ると記憶に焼き付いて鵜呑みにしやすくなります。
「そうか、野菜は緑が薄くて小さな野菜を選べばよいのだ!!」
と解釈してしてしまいます。
ですがその解釈は間違っているかもしれませんよ、ということです。
もしも、こう解釈する人が増えたら種苗会社はどうするでしょう。
緑が薄くて小さい野菜を新種として作りだすことを考えるでしょう。
ですが、これは、緑が薄くて小さい野菜を選べ、というような著者の意図とは違ったものになってきます。
つまり、タイトルを見ただけで判断して誤認してしまうと(今回の例では野菜選び)、そのニーズを察知した人たちが、(消費者が求めているからという理由で)間違った方向に世の中を進めてしまう、ということです。
大事なのは中身です。
この本の内容を簡単に言うと、
緑の濃い野菜がおいしい、という言い伝えは嘘ですよ。
野菜の大きさを基準に選ぶのは間違いですよ。
という内容です。
それを化学的に、や実証的に説明したり、関連して野菜づくりにまつわる話しを書いているものです。
読んでみると驚きがたくさん詰まった本だと思います。
ぜひ書評などではなく実際に読んでみてほしいと思います。
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野菜は小さい方を選びなさい [ 岡本よりたか ]
価格:972円 |
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ほんとの野菜は緑が薄い [ 河名秀郎 ]
価格:918円 |
<間違いに気づくのは未来の自分>
法定速度の話しをしました。後悔するのは、いつも未来の自分です。ヒヤッとしたとき、事故をしてしまったとき、罰金や免停になったとき。
わかりやすい後悔の瞬間です。
では野菜選びの後悔はわかりやすいかと言えば、はっきり言ってわかりにくい。
「〇月〇日に買った野菜を選んだから健康を害した!!」なんてことはないからです。
もし野菜で害を受けることがあるのでしたら何年も後のことだと思います。ですからいつの野菜かなんてことはわかりません。
逆はあります。
「〇月〇日の誰々の野菜を買って食べたらすごくおいしくて気分がとても晴れた!」
極端な考えになる必要はありません。どういう野菜を選びたいのかを少しづつ意識していくだけでいいのです。
あえて言えば、「本物の野菜」なんてものはないと思います。
なにを「本物」とするかは人によって全く違うからです。
大きい野菜を選んでもいいと思います。
もちろん小さい野菜でも。
色も選んでよい。濃い緑と薄い緑の野菜を買って彩りを豊かにしよう。でよいのです。
安全のために自分の身体や家族の身体を考えただけではうまく生活できないと思います。
財布の事情や日々の生活サイクルも踏まえたうえで、あなたなりの野菜選びをしたらよいと思います。
ただ、選ぶためには、知っていることが前提です。知らないと選ぶこともできないからです。
その、知るためのヒントは世の中にあふれています。ですので、(疲れてしまわない程度に)知ろうとすることを続けることをおすすめします。
このブログでも情報を発信していきます。
なにかご参考になりましたらと思います。
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