固定観念とはなかなか厄介なもので、気づかないうちに脳を支配してしまっています。どうしたものかと思いますが、気づかないので直しようがありません。
そんな固定観念を打ち破るには自分の知らない情報を取り入れることが必要だと思っています。また、それを体験することで完全に壊せます。
さて、タマネギの皮は食べることができるのでしょうか?
<食べることができるかどうかは実体験と情報量が判断する>
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子どものころに親が料理してくれたものは、自ずと食べれるものとわかります。
同じように外食をしたときもそうでしょう。
例えば、
イナゴを食べることができると知ったのはいつでしょうか。長野県にゆかりのある方ならご存じでしょうが、そうでない方は外からの情報を取り入れていない限りは知る術がありません。
バッタを食べるなんてことは思ってもみなかったことでしょう。
他には、
羽アリを食べる、ということもあります。羽アリを食べることはアフリカのウガンダにいるときに体験したことですが、現地では貴重なタンパク源として食べられています。もちろんおいしく食べることができます。
(日本の羽アリは種類が違うと思いますのでオススメしません。)
このように経験と情報が食の幅を広げています。
<食べることができると知った時の喜び>
田舎は宝庫だ、と言われることがあります。
それは街の人間が作った言葉だと思いますが、田舎へ行けば、旬の山菜がその辺にたくさんあります。街の人間が田舎にいったらただの雑草だと思うものが、実は食べることができる。それを知ったときワクワクするのではないでしょうか?
しかもそれがおいしいとわかったら、健康によいとわかったら、さらにウキウキすると思います。
<タマネギの皮を食べる?>
本題です。
普段捨ているタマネギの皮ですが、最近食べることができると注目されています。
え?、と思う方が多いのではないでしょうか。健康志向の方はもしかしたらとっくの昔に知っていたかもしれません。
恥ずかしながら僕は知りませんでした。
野菜の捨てる部分なんてないのだろうな、という考えはあったのですが、
実際にタマネギの皮を利用している場面を見たことがないので無意識のうちに、捨てていました。
調べてみますと、
タマネギの皮に豊富に含まれるケルセチンという物質にさまざまな効用があるということです。
動脈硬化や高血圧の抑制、アレルギーの緩和や抗ガン作用、老化防止。
ここで伝えたいことは、タマネギの皮を食べた方がよいですよ、ということではありません。
いままで捨てていた人がいたならば、捨てずに利用することもできますよ、という提案です。
タマネギの皮を崇拝してしまい、偏った食生活や固執した考えになってしまうのは避けたいと思っています。
<皮を出汁やお茶にする>
皮を食べることもできるそうですが、どうも僕は苦手でしたので出汁とお茶にすることにしました。
出汁の摂り方は難しくありません。
水にタマネギの皮を入れて一晩おくだけです。
はやく使いたい人は煮だしてもよいのですが、沸騰させてしまうと苦みというか渋みが強くなってしまうのでうまく調整してください。
そしてまさにこの出汁をお茶として飲むのです。
料理の出汁として使ってもよいですし、皮茶として飲んでもよいのです。
好みもありますので味付けの調整は各家庭でお試しいただいて独自の使い方を確立してみてください。
<無農薬野菜という強み>
一般的に農薬は野菜の表面近くに蓄積されやすいとされています。
安全基準が守られた農薬ですので一概に悪者扱いはできないのですが、気になる方はぜひ無農薬野菜をお選びください。
土のついた外皮を剥けば、きれいな色のつややかな薄茶色の皮が現れます。無農薬という安心感と共に食卓の健康を向上させてみてはいかがでしょうか。
ポイントは、子どものころに食べたものや経験したことが、食の幅を広げる、です。
ぜひご家庭でお試しください。
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