野菜の保存の基本は、生長点を切り離す、です。

 

野菜の詰め合わせが届いて、もしかしたら初めて見る野菜があるかと思います。
そんな時に、この野菜はどうやって保存したらいいのだろうか、と考えてしまうのではないでしょうか。
そこで、野菜の保存の基本をこの記事で書きたいと思います。

<野菜(植物)の目的は子孫を残すこと>

 

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まずは植物の生きる目的を考えてみたいと思います。
僕は専門家でも宗教家でもありませんので、賛否あると思いますが、

僕が野菜栽培をしていて思うことは、
植物は子孫を残すために生きている、ということです。

その一例として、
野菜が順調に育っていればいいのですが、急に寒くなるなどの天候不順がおきると野菜は十分に成長していなくても花を咲かせようとするんです。

10cmほどしか成長していない小松菜があったとして、生命の危機を感じると花を咲かすのです。

その花を咲かせたあとは種を形成します。
こういった経験から僕は、植物の目的は子孫を残すこと、と考えるようになったのです。

 

<土から切り離された野菜は、危機を感じて種を残そうとする>

つまり、どの野菜でも、収穫されたら栄養が摂れないため生命の危機を感じるのです。

ここに野菜を保存する際のヒントがあります。

野菜は収穫されたら生命の危機を感じて種を形成しようとする。」
野菜は全エネルギーを使って種をつくることに集中するのです。

 

<野菜はどのように子孫を残すかを考える>

野菜には、根菜類、果菜類、葉菜類と種類があります。
野菜の保存を考えたときにポイントになることは、それぞれの野菜はどのように子孫を残すか、ということです。

大根や菜の花のように、花を咲かせて受粉して種を残すもののあれば、
サツマイモのように芽をだして蔓をつくって増えていくものもあります。

それぞれの野菜がどのように子孫を残そうとするかがわかると保存のポイントを抑えることができます。

 

<野菜をよりよく保存するポイントは、生長点を切り離すこと、です>

野菜は子孫を残すために全エネルギーを注ぎます。
そのエネルギーはどこから来るかというと、大地、水、空気、太陽からですが、
収穫されたあとは、自分の身体からエネルギーを作り出します。
つまり身を削って子孫を残そうとするのです。

そこで、子孫を残すために生長させる部分がわかれば、そこを切り離してやれば、エネルギーを届ける場所がなくなります。
栄養(野菜の身体にため込んだエネルギー)を留めることができるのです。
そのことを僕は、生長点を切り離す、という言葉を使って表現しています。

野菜がどのように子孫を残すかがわかれば、そこを切り離すことで生長をとめて、よりよく(エネルギーが蓄えられている状態で)保存することができます。

それぞれの野菜の生長点については今後の記事でも紹介していきたいと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

 

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